4月末、当店では黒木町の山に咲く藤の花を、地権者の方から譲り受け、シロップ漬けに加工しました。 この藤の花のシロップ漬け「藤まつり」は、2年前の2020年に生まれました。新型コロナウイルス感染症の蔓延初期に4月の満開の時期を迎えた黒木大藤。地元黒木町では、黒木大藤まつりが中止となったにも関わらず訪れる、多くの観光客を止めるために、やむなく花を刈り取るという苦渋の決断をすることになりました。 藤の花が刈り取られた日、当店では刈り取られた藤の花を桶で受け取り、なにかに活用できないか模索しました。そうして生まれたのが藤の花のシロップ漬け「藤まつり」です。 これまで、黒木町は藤の花が町のシンボルでありながら、藤の花を使った名産品はありませんでした。これからは、観て楽しむだけでなく食べて楽しむ新たな名産品となることを当店では願っています。